デグーの食べ物
他項目でも説明してありますが、デグーは草食性です。
牧草を主食にし、ペレットで栄養バランスを整えます。新鮮な水も常備しておきましょう。
牧草を主食にすることにより、不正交合の防止にもなります。
牧草は歯を横に動かして、しっかりと咀嚼するために、歯は自然と磨滅して、伸びすぎを防ぎます。
また、牧草の繊維質をとることで胃腸の調子が整えられます。
ペレットは歯を縦(上下)に動かして噛み砕くため、歯をこすりあわせることがなく、ペレットのみの食事は不正咬合をおこしやすくなります。
かじり木で臼歯の不正咬合を予防することはできません。
詳しくは病気の「不正交合」の項目をご覧ください。
与えても良い食べ物
【牧草(主食)】
普段はチモシー(イネ科)を牧草フィーダーに入れて食べ放題にします。
妊娠・子育て中の母親、育ち盛りの子どもにはアルファルファ(マメ科)を補うとよいでしょう。
※マメ科は栄養豊富で肥満の原因となるため、普段は制限しましょう。
【ペレット(副食物)】
体内でビタミンCを作ることができず、不足すると病気になります。ビタミンCが強化されたデグー用、またはモルモット用のペレットを与えましょう。
デグー用として販売されているエサの中には、ペレット以外に乾燥野菜や糖分を多く含んだ炭水化物、穀類などをミックスしているものがありますが、このようなエサはデグーの健康にとってあまりよくありません。なるべくペレットだけのものを与えるようにしましょう。
※食性が異なるハムスター用のペレットは与えないようにしましょう。
【その他の副食物】
ビタミンやミネラルを補う目的で、タンポポ・オオバコ・コマツナなどを適量与える程度にしましょう。
甘い果物や炭水化物の多い穀類、脂肪の多いナッツ類、糖分や炭水化物の多い市販の小動物用オヤツなどは好んで食べようとしますが、健康にはマイナスとなります。喜ぶからと与えないようにしましょう。
与えてはいけない食べ物
主な物としては以下の物になります。
◆ネギ類
◆観葉植物
◆果物
◆人間用の加工食品
◆お菓子類など
人間には無害でも、デグーの命にかかわるものがあります。与える前にデグーへの安全性を調べ、不安がある場合は与えないようにしましょう。