病気
全ての怪我・病気に言えることですが、日頃から体重の変化やエサを食べる量・水を飲む量
尿の量をよく観察し、少しでも変化があるようならば速やかに病院へ連れて行き、獣医師の指示に従ってください。
全ての怪我・病気に言えることですが、日頃から体重の変化やエサを食べる量・水を飲む量
尿の量をよく観察し、少しでも変化があるようならば速やかに病院へ連れて行き、獣医師の指示に従ってください。
他の項目でも少し触れましたが、デグーは草食性で、糖の代謝能力が非常に低いため、糖尿病を発症しやすいです。
また、遺伝によるものも認められており、この場合は食事内容に気をつけていても発症してしまいます。遺伝性の場合は比較的若年でも発症する場合もあります。
※症状・原因については記載のものがすべてではなく、症状には個体差があります。
◆主な症状
・肥満
・多飲多尿
・白内障
・体重の減少
◆原因
・遺伝による先天的なもの
・炭水化物、糖分、脂肪分の多いエサを与えすぎた
◆予防法など
日頃の食事内容などに気をつけることが一番の予防法になります。
ペレットは必ずデグー専用かモルモット用の物を与える様にし、甘い果物や炭水化物の多い穀類(イモ類・マメ類含む)、脂肪分の多いナッツ類(種子類含む)は極力与えないようにしましょう。
※こちらのエサに関しては「食べ物」の項目で詳しく触れてあります。
デグーの歯は、前歯(門歯)・奥歯(臼歯)共に一生伸び続けます。
以下のような理由で歯が伸び過ぎてしまったり、歯並びが悪くなって噛み合せが悪くなった状態を不正咬合と言います。
※症状・原因については記載のものがすべてではなく、症状には個体差があります。
◆主な症状
・前歯(門歯)・奥歯(臼歯)が伸びる
・歯並びが悪くなる
・食欲不振 (伸びた歯が邪魔になって食べにくい。また、伸びて尖った歯が口内を傷つけることによる痛みから。)
・急激な体重減少
・くしゃみ、目やにが治まらない(伸びた歯根が副鼻腔や眼球を刺激するため)
・よだれが出てあごがいつも濡れている
・症状が進むと歯根にも不正咬合が起こり、あごのラインが変形する場合がある
◆原因
・遺伝による先天的なもの
・噛むことが少なく、歯をこすり合せることが不足する
・ケージ齧りをして歯を傷める
◆予防法など
牧草をよく噛むことによって、上下の歯がこすり合わされて磨り減っていくので、牧草は常に食べ放題にしておきましょう。
また、ケージ齧りを防止するためにも齧り木を用意しましょう。
◆治療方法
各獣医師により異なりますが、定期的な歯切りが必要になる可能性があります。
全身が毛で覆われていて、ペットショップなどで比較的寒さに強いといわれるデグーですが、冷え込みがきついときに保温をしないと低体温症をおこすことがあります。
ヒーターを使うと、ヒーターから離れなくなるほど寒がりの子が多いです。
多頭飼いの場合はまだお互いによりそって体を温め合えますが、単頭飼いの場合は特に注意が必要です。
※症状・原因については記載のものがすべてではなく、症状には個体差があります。
◆主な症状
・体が冷たくなる
・動かなくなる、動きが鈍くなる
・口唇の色が白っぽくなったり、青ざめて見える
・呼吸数が少なくなる
◆原因
・寒いところにケージを置いた
・すきま風のあたるところにケージを置いた
・冷え込みのきつい日に防寒の手段をとらなかった
◆予防法など
低体温症は飼い主が気をつけることによって防ぐことの出来る病気です。
保温に気をつけましょう。
・エアコンを使って、室温を20℃以上にする
・ペット用ヒーターなどを使う
・巣箱に牧草や新聞紙を入れて保温する
・デグーが食べてしまわなければ、フリースなどの寝袋を入れる
・ケージ全体を毛布や段ボールなどで覆う
※ペット用ヒーターを使う際には感電やショートの危険があるので、コードをかじらないようにしっかりと固定しましょう。デグーは前足を器用に使いコードを引き込んでかじることがあるので、チェックは厳重にしてください。
また低温やけどにも注意し、ケージ全面にヒーターを入れるのはやめて、熱くなったときのデグーの逃げ場も作っておきましょう。
◆応急処置
・デグーをエアコンの効いた暖かい部屋に移動する
・タオルや毛布などに包んでペット用ヒーターやポケットカイロの上で温める
・体をマッサージする
・お湯につける
高温多湿の日本の夏は人間にとっても過ごしづらいですが、全身を毛に覆われたデグーにとってはそれ以上に過ごしづらい季節です。
人間は汗をかくことで体温を調節できますが、デグーは汗をかきません。
扇風機の風だけや凍らせたペットボトルでは、熱中症防止に全くと言っていいほど意味がありません。
一日家を空けるだけ・・・、人間は平気だから・・・という考えは絶対にやめましょう。
昨日大丈夫だったから、今日も大丈夫というようなことはありません。
※症状・原因については記載のものがすべてではなく、症状には個体差があります。
◆主な症状
・異常な体温(握ると熱いほど)
・目が大きく開きっぱなしになる
・神経過敏
・普段行かない場所に行く(ケージの天井に張り付く等の異常行動)
・異常にも関わらず、ホイールを全力疾走し止らなくなる
・餌等に全く興味を示さず、怯えても隠れようとしない
◆原因
・急に暑さが厳しくなった日にエアコンのスイッチを入れ忘れて外出した
・長時間直射日光にさらされた
◆予防法など
熱中症は飼い主が気をつけることによって防ぐことの出来る病気です。
夏場はエアコンを使い、室温23〜25℃、湿度50%以下になるようにしましょう。
◆応急処置
・デグーをエアコンの効いた涼しい部屋に移動する
・保冷剤や氷嚢、アイスノンなどでデグーの身体を冷やす
・体を濡らして(扇風機などの)風にあてる